Setting Sun Festival&夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!! 開催
10月19・20日、笠利町奄美パークで開かれた音楽イベント「Setting Sun Sound Festival vol.4」(SSS)&「夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!!」。
奄美群島日本復帰60周年の節目に、奄美内外の多数のアーティストと、12市町村連合青年団が集結。奄美への思いが弾けた、熱いステージが繰り広げられました。
■意外なオープニングで幕開け
19日はSSS開催。前日の雨がうそのような快晴で、風はあるものの、強い日差しに日焼けを心配するほどの晴天です。

会場内にはアーティストのグッズや生ビール、黒糖焼酎、食べ物屋台がずらり。吹き抜ける風と青空、緑の芝生。リラックスした雰囲気で開演を待ちます。

オープニングは寸劇。「SSS小学校」を舞台に、「奄美日本復帰60周年記念授業」と書かれたホワイトボードの前に並んだのは、先生役の元ちとせさん、生徒役のカサリンチュの二人と中孝介さん。
島外から訪れた観客も多い中、復帰運動についてコント仕立てで説明。笑いもあふれるなか、「こうやってがんばってきた人たちのつながりがあるから、今、私たちはここにいるんだよ」という元ちとせ先生の言葉。4回目を迎えた恒例イベントですが、今年は特別な思いがこもっているようです。
■今年のゲストは、奄美初上陸の有名バンド
出演は、奄美出身の元ちとせさん、中孝介さん、カサリンチュに加え第一回目から参加するキマグレン、奄美初上陸のDEENの全5アーティスト。
はじめに登場したのは中孝介さん。静かな旋律とともに中さんが登場し、まだ青い空に歌声がひろがっていきます。「地上でもっとも優しい歌声」という中さんの歌声を評したフレーズを思い出しました。

続くキマグレンは、「海岸中央通り」「LIFE」など誰もが知るアップテンポのヒット曲で、会場もタオルを振り回して応えます。


途中には吉川友さんが登場し、3人組の「きっかレン」に変貌。CM曲「カフェオーレのうた」では会場一体となった振りでも盛り上げました。
そして、奄美の歌姫・元ちとせさん。赤いロングドレスの衣装とゆらり漂うスモーク、赤い照明で一気に幻想的な舞台に変化。オリジナル曲のほか洋楽も披露するなか、どの曲を歌っても元さんの世界観は崩れず、島唄から引き継いだ裏声と独特の抑揚、豊かなパフォーマンス表現で構成される舞台で終始観客を魅了しました。

DEENは90年代の大ヒット曲「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」などを披露。安定感抜群のMCでも会場を盛り上げました。

そしてトリはカサリンチュ。地元・笠利町出身である彼らの登場に、会場は一気に大盛り上がり。島口まじりのトークはひたすら楽しく心地よく、長時間に及んだフェスの最後にも関わらず観客のボルテージは最高潮。

そのままアンコールへと流れ込み、興奮冷めやらぬ中、六調で締めくくられました。
■今宵は島人に敬意を!!~群島連合青年団が集結
翌20日は「夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!!」。2002年に始まり、今回で19回目のこのイベント。復帰50周年に集結した奄美群島連合青年団が再集結。前日のSSSに続き、より濃いシマンチュパワーが炸裂しました。
舞台はメーンとサブの2ステージで構成。サブステージでは各青年団が「わきゃシマ」をアピール。それぞれに工夫を凝らした衣装やパフォーマンスは、どこか笑えて、でも素朴にまっすぐに島を愛する気持ちが伝わってくる、あたたかいステージ。

一方、バンドやパフォーマーなど島出身アーティストも多数出演しました。

終盤にはピンポンズやアタリンチュ(中孝介さん+カサリンチュ)、元ちとせさんらも登場し、最後まで飽きさせない舞台で盛り上げました。
すでに恒例になりつつある2つのイベントですが、今年は出演するアーティスト、見守る観客ともにいつもとは違う思いであったように思います。それは、やはり今年が奄美にとって節目の年であるという思い。
若手唄者が唄いあげた「みんなでつなぐ復帰の思い」「しまんちゅ魂 忘れらん」という歌詞にあるように、60年前1つになったシマンチュ魂を忘れず、今つなげていこうという思いは、2日間のイベントを通して確実に結実したのではないかと感じました。
奄美群島日本復帰60周年の節目に、奄美内外の多数のアーティストと、12市町村連合青年団が集結。奄美への思いが弾けた、熱いステージが繰り広げられました。
■意外なオープニングで幕開け
19日はSSS開催。前日の雨がうそのような快晴で、風はあるものの、強い日差しに日焼けを心配するほどの晴天です。

会場内にはアーティストのグッズや生ビール、黒糖焼酎、食べ物屋台がずらり。吹き抜ける風と青空、緑の芝生。リラックスした雰囲気で開演を待ちます。

オープニングは寸劇。「SSS小学校」を舞台に、「奄美日本復帰60周年記念授業」と書かれたホワイトボードの前に並んだのは、先生役の元ちとせさん、生徒役のカサリンチュの二人と中孝介さん。
島外から訪れた観客も多い中、復帰運動についてコント仕立てで説明。笑いもあふれるなか、「こうやってがんばってきた人たちのつながりがあるから、今、私たちはここにいるんだよ」という元ちとせ先生の言葉。4回目を迎えた恒例イベントですが、今年は特別な思いがこもっているようです。
■今年のゲストは、奄美初上陸の有名バンド
出演は、奄美出身の元ちとせさん、中孝介さん、カサリンチュに加え第一回目から参加するキマグレン、奄美初上陸のDEENの全5アーティスト。
はじめに登場したのは中孝介さん。静かな旋律とともに中さんが登場し、まだ青い空に歌声がひろがっていきます。「地上でもっとも優しい歌声」という中さんの歌声を評したフレーズを思い出しました。

続くキマグレンは、「海岸中央通り」「LIFE」など誰もが知るアップテンポのヒット曲で、会場もタオルを振り回して応えます。


途中には吉川友さんが登場し、3人組の「きっかレン」に変貌。CM曲「カフェオーレのうた」では会場一体となった振りでも盛り上げました。
そして、奄美の歌姫・元ちとせさん。赤いロングドレスの衣装とゆらり漂うスモーク、赤い照明で一気に幻想的な舞台に変化。オリジナル曲のほか洋楽も披露するなか、どの曲を歌っても元さんの世界観は崩れず、島唄から引き継いだ裏声と独特の抑揚、豊かなパフォーマンス表現で構成される舞台で終始観客を魅了しました。

DEENは90年代の大ヒット曲「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」などを披露。安定感抜群のMCでも会場を盛り上げました。

そしてトリはカサリンチュ。地元・笠利町出身である彼らの登場に、会場は一気に大盛り上がり。島口まじりのトークはひたすら楽しく心地よく、長時間に及んだフェスの最後にも関わらず観客のボルテージは最高潮。

そのままアンコールへと流れ込み、興奮冷めやらぬ中、六調で締めくくられました。
■今宵は島人に敬意を!!~群島連合青年団が集結
翌20日は「夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!!」。2002年に始まり、今回で19回目のこのイベント。復帰50周年に集結した奄美群島連合青年団が再集結。前日のSSSに続き、より濃いシマンチュパワーが炸裂しました。
舞台はメーンとサブの2ステージで構成。サブステージでは各青年団が「わきゃシマ」をアピール。それぞれに工夫を凝らした衣装やパフォーマンスは、どこか笑えて、でも素朴にまっすぐに島を愛する気持ちが伝わってくる、あたたかいステージ。

一方、バンドやパフォーマーなど島出身アーティストも多数出演しました。

終盤にはピンポンズやアタリンチュ(中孝介さん+カサリンチュ)、元ちとせさんらも登場し、最後まで飽きさせない舞台で盛り上げました。
すでに恒例になりつつある2つのイベントですが、今年は出演するアーティスト、見守る観客ともにいつもとは違う思いであったように思います。それは、やはり今年が奄美にとって節目の年であるという思い。
若手唄者が唄いあげた「みんなでつなぐ復帰の思い」「しまんちゅ魂 忘れらん」という歌詞にあるように、60年前1つになったシマンチュ魂を忘れず、今つなげていこうという思いは、2日間のイベントを通して確実に結実したのではないかと感じました。
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